半導体、という言葉を知っている方は多いです。最近、半導体不足、ということをニュースでよく聞くくらい、生活に必要なものです。そのような半導体の中でも、パワー半導体というものは、EVに必要不可欠なものです。では、なぜ必要不可欠なのでしょうか。
そもそも、最近、EVが流行るということを聞くけれど、なぜEVがそこまで注目されているのでしょうか。それは、ガソリン車よりも、CO2の排出量が少ないからです。地球温暖化対策が喫緊となっている今、EVは必ず伸びる製品なのです。
そのEVの部品の中でも、パワー半導体は、必須の役割を果たしています。EVの中では、バッテリーに貯まった電気が、制御装置において、直流から交流に変えられて、その交流の電流が、モーターを回し、車を走らせる、という仕組みになっているのですが、この制御装置において、パワー半導体を使う、というわけです。なぜ、ごく普通の半導体ではなく、パワー半導体を使うかというと、直流から交流に変換する際、その交流電流の大きさや、周波数というものを、細かく制御しなければいけないためです。そのため、大きな電圧、大きな電流を取り扱うことができる、パワー半導体が必要不可欠、というわけです。
現在、日本もこのパワー半導体の開発に取り組んでおり、世界でもトップレベルの製品を作り続けています。ぜひ、今後も発展してほしいです。