スマートフォンやパソコンなど、多くの電子機器を使うようになった現代ですが、電子機器の中身を知っている、という方は少ないです。では、どのような仕組みになっているのでしょうか。
電子機器の中には、基板という基本的に緑色の板があり、その上に、回路が設計されています。そこに電圧や電流がかかることで、回路が動作し、スマートフォンやパソコンが動くのです。
そのような基板ですが、主に、プリント基板というものが使われています。これは、絶縁体の表面に、銅による回路が形成されている、という、とてもオーソドックスな基板で、つまりは、電流が流れるべきところと、流れるべきでないところがしっかりと区別されているため、間違ったところに電流が流れるおそれがない、という仕組みです。
このプリント基板を作っているのが、プリント基板加工機なのですが、その仕組みは、まず、基板の素材をちょうど良い大きさに切断し、設計された回路パターンと同じように、銅箔を形成し、それから、適切な場所に穴を開けたあと、防サビのような加工を施す、というようになっています。
プリント基板加工機には種類があり、切削加工タイプ、レーザー加工タイプなどがあります。ときどきで使い分けて、適切なプリント基板が作られているのです。